lalaPolus_vol10
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6LaLa polus Vol.10校舎の設計上の特徴は、2棟構成であること。国道と調整池に面したロケーションを生かし、見る方の記憶に残る印象的な外観デザインも心がけました。訓練校はポラスのモデル事例であり、ポラスの総合力を見ていただくという意味でも、大きな木造建築物ひとつで見せるのではなくバリエーションを示したかったと、設計担当の大湖正之(写真右)は語ります。「今回、ポラス暮し科学研究所が開発した技術(前頁参照)は、確実に木造建築の可能性を広げました。今後はこの技術をお客様の一般住宅にも生かしたいです。そして訓練生たちには、木の温かみがある校舎で大きく成長してほしいですね」校舎では、今日も未来の匠たちが切磋琢磨しています。モデル事例になる設計と記憶に残る外観デザイン2棟構成で表現した木造建築の可能性店舗や倉庫等のモデル事例でもある屋内研修室は、幅30m、奥行き12m、高さ6m弱の大空間を、長辺に6本ずつ配置した合計12本の柱だけで支えており、大空間の中央には柱がありません。また、開放感のあるガラス面には、木質パネルを重ねた日除けがあしらわれています。幹線道路からの見映えだけではなく、屋内に差し込む光も考えて設計しました。訓練生は木の温かみを感じながら、研修を受けることができます。平屋建ての実習棟事務所棟PO HAUS Dvさいたま設計室 係長大湖 正之
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