GOOD DESIGN AWARD2015年度受賞
ポイント
誰が住んでもエコが実現する環境性能を多様に備えた街。様々なアイデアで幅広い住まいの選択肢を提供し、夏季の熱中症や冬季のヒートショックを低減するなど、高い省CO2効果とウェルネス効果を発揮し、国交省の住宅・建築物省CO2先導事業に採択された街づくりです。
現在日本では熱中症やヒートショック等の温熱環境の問題が多くの人々に健康被害を与えています。これを抑制するには「室内と室外」「家と街」という総合的な温熱環境の向上が必要で、健康に過ごせる環境を未来に残していくためには地球温暖化に配慮した住環境の普及が急務です。多棟が集まる分譲住宅の開発であればこそ、広い面的な貢献ができるのではないかと考えました。
目指したのは、環境意識の高い住まい手を集めることではなく、「誰が住んでもエコになる街」であり、「住むこと自体がエコになる街」。 住まい手自身が環境を意識しなくても得られる省CO2効果や、街や家の環境性能が健康維持につながる効果を、過剰な設備に頼らずにイニシャルコストを押さえた上で得られるよう設計しました。水周りを中心に節水、節湯、節エネを重視した設備も標準設定しています。
特長
街の中心に位置する「丘の公園」から広がる全125邸の街並
家産家消を叶える庭の有効利用「フード&グリーン」サイクル
街のゲートに位置する「石の公園」
フットパス
街をつなぐ役割を果たす「道の公園」
審査員評価
通風解析等に基づいた敷地計画や住宅設計によりパッシブに風の通りやすい街にすることに成功、実際に夏の気温を2度低減できたなど具体的な効果が出ている。街の構造自体をエコにできるという実証例として素晴らしい。
GOOD DESIGN AWARD
奥庭のある分譲住宅
地域連携とインテリアの発信モデル
GOOD DESIGN AWARD
農を軸とした地域交流型分譲住宅
路地のある分譲住宅
GOOD DESIGN AWARD
グッドデザイン・ベスト100選出
街並み計画と住民活動で「緑を育む街」
敷地の裏側に路地空間を創出
GOOD DESIGN AWARD
複合型シェアリングコミュニティ
脱炭素循環型コミュニティ普及モデルの構築
GOOD DESIGN AWARD
シェアスケープ~風景を共有する街区~景観共有型分譲住宅
低温乾燥方式による国産杉パネル
GOOD DESIGN AWARD
次世代型コミュニティの街づくり
4軒で互いに「土地」を分かち合うシェアコートのある住まい
GOOD DESIGN AWARD
IoT住宅による街づくり
地域活性プロジェクト